一般的な仕事に比べて、看護師の仕事がキツイと言われる理由の一つが勤務形態だ。
勤務する病院によって若干の違いはあるが、入院設備がある病院の場合、24時間患者を看護するために、日勤と夜勤のシフト制で働かなくてはならない。
しかし、人間の体には体内時計というものが備わっており、日中明るい場所で活動をして、夜間は暗い場所で体を休めることが基本になっている。
シフト制の勤務は生活が不規則になるので、このリズムが乱れてしまいやすく、その結果体調を崩してしまうというケースが起こってしまう。
したがって、夜勤の仕事をする場合には、しっかりと体調管理をすることが重要なのだ。
そこで、体調管理をする上で私が重視したいのは、食生活だ。
ここで挙げる食生活とは、栄養はもちろんのこと、食べる時間も含まれる。
1日3食を決められた時間に摂取することが、体調を整える秘訣だと私は考えている。
このことは、例え夜勤明けで疲れていても、徹底したいことだ。
それから、食事と共に体を休めることも忘れてはならない。
夜勤は日勤と違って勤務時間が長くなりやすく、その分仮眠ができるように、休憩時間を多めに設定されている。
しかし、中には中途半端な睡眠は疲れがたまるだけだと、起きたままでいる人も少なくない。
だが、この考えはあまりオススメできない。
人間の脳は眠り始めと同時にノンレム睡眠状態に入ると考えられている。
このノンレム睡眠は、脳の機能を飛躍的に回復させる効果があると言われており、15分程度の短時間でも十分な効果が期待できるそうだ。
脳の機能回復は精神的ストレスの軽減にもつながるので、しっかりと休むことは大切なのだ。